基礎からメモ: Vue.js CH5-p179 テンプレートの定義方法
テンプレートの種類
templateオプション
今まで出てきた書き方。ES2015が使えるなら、テンプレートリテラルが便利
Vue.component('my-calendar', { template: `<div> <p>..........</p> </div>` });
単一ファイルコンポーネントを使わない場合は、このtemplate
オプションが推奨。
inline-template と text/x-template+セレクタ
カスタムタグに特殊な属性inline-template
を付与すると、内側に記述されたHTMLはテンプレートとみなされる。
<my-component inline-template> <p>テンプレート</p> </my-component>
scriptタグにtype="text/x-template"
とタイプ指定すると、ブラウザにはDOMとして認識されずテンプレートとして扱える。
<script type="text/x-template" id="child-templ"> <p>テンプレート</p> </script>
必ずセレクタを付与し、コンポーネント・オプションで要素のセレクタを指定する。
Vue.component('my-component', { template: '#child-templ' });
inline-template
とtext/x-template
タイプ指定は、JavaScriptとHTMLがセットではなくなる書き方のため推奨されていない。
単一ファイルコンポーネント
コンポーネント単位で一つのファイルとし、JavaScript、HTML、CSSをセットにし、拡張子「.vue
」で保存したもの。プリコンパイルが必要なのでビルド環境が要る。中規模以上の開発ではこれが主流。
描画関数
テンプレートから仮想DOMを構築する際に内部的に使われる仕組みとして描画関数というものがあるが、直接明示的に使うことも可能。 コンパイルの工程をスキップしてJavaScriptで動的にDOM構造を構築できる。
Vue.component('my-component', { render: function(createElement) { return createElement('element', { options }) } });
コンポーネントの命名規則
コンポーネント名はハイフンを一つ以上含むケバブケースにする。
<my-component>........</my-component>
はOKだが、<myComponent>..............</myComponent>
はNG。
HTMLの内部に包含可能な要素はルールで制限される。
カスタムタグは好きな名前にできると言っても、<table>
や<select>
のようにHTMLのルールで包含可能な要素に制約がある場合は、その制限を受ける。
次のmy-row
は無効なタグとして削除される。
<table> <my-row>....</my-row> </table>
特殊な属性is="コンポーネント名"
を使えば、付与された要素がコンポーネントに置き換えられる。
<table> <tr is="my-row">....</tr> </table>
次の3つのケースで「文字列テンプレート」を使う場合は、DOMとして認識されないためHTMLの制約は受けない。
<script type="text/x-template">
- JavaScriptに
template
オプションで書かれたテンプレート - 単一ファイルコンポーネント(
.vue
ファイル)